知研ボックスD-2期【仲良しはどれ】は、絵カードの中から対となる2枚(仲良し)を見つける取り組み。
もののの属性を理解し、複数のものの共通点を見つける力や、2つ以上の情報から1つのものを推測する力をやしないます。
こちらの記事では、【仲良しはどれ】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【仲良しはどれ】でやしなわれる能力とは
概念による記憶力、受容的・集中的・拡散的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【仲良しはどれ】自宅での効果的な取り組み方
知研ボックス【仲良しはどれ】では、身近なものが描かれた絵カード16枚(8ペア)を使用します。
①仲良しはどれ
絵カードを子どもの前にばらばらに並べ、仲良し同士の(関係の深い)2枚を選ばせます。
対になる絵の共通点を見つける取り組みです(対概念の理解)。

2枚を選んだら、どうして仲良しなのか、理由をお話してもらいましょう。
➁スリーヒントゲーム1
絵カードを表向きにしてばらばらに並べ、いくつかのヒント(属性)を言って、あてはまるカードを取らせます。
ものの属性を正しく認識していることが必要になります。
また、2つ以上の情報から1つのものを推測することは、集中的思考力をやしなう課題となります。
③スリーヒントゲーム2
スリーヒントゲーム1の逆で、子どもに出題してもらいます。
表向きにばらばらに並べた絵カードの中のどれかについて、子どもにヒント(属性)を言ってもらいます。

できるかぎりたくさんのヒント(属性)を言わせるようにしましょう
1つのものに関して属性を言わせることで、ものの属性をいろいろな角度(形・色・触感
・味、種類、機能など)から見るトレーニングになります。
④神経衰弱
絵カードを裏返しにしてばらばらに並べ、神経衰弱の要領で「仲良し」の2枚を取るゲームをおこないます。

ペアとなるもの(用途が同じ)がしっかり定着してから取り組みましょう。
知研ボックス【仲良しはどれ】に似ている市販のおススメ教材
こぐま会 ひとりでとっくん なかまあつめ
「こぐま会 ひとりでとっくん なかまあつめ」には、用途・種類・季節・素材(材質)など、さまざまな分類基準で『なかま』となるものをあつめる問題が掲載されています。
後半には、縦の列の共通点と、横の列の共通点をそれぞれ考え、どちらの仲間にもなれるものが何かを考える問題や、
トランプカード、記号などをいちど何らかの分類基準で仲間分けした後、分類基準を変えて仲間分けしなおす問題などの応用編が掲載されています。

対象年齢は4歳~となっています。
必ず、下のような絵カードなどを用いて、さまざまな分類基準で「仲間分け」の取り組みをじゅうぶん行い理解してから、問題集に取り組むようにしましょう。
「こぐま会 きおくカード」は、乗り物・果物・野菜・動物・花・文房具・楽器・台所用品・食器の9つのカテゴリー×6種類、計54種類の絵カードが各2枚ずつ入っていて、カードを用いた「なかまあつめ」の取り組みに使えます。
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