知研ボックスC-13期【トランプの数分解】は、1~9までのトランプカード2組を用いて、数の大小の比較や数の構成の理解をうながすことを目的とした教材。
こちらの記事では、【トランプの数分解】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【トランプの数分解】でやしなわれる能力とは
記号による受容的思考力・集中的思考力・拡散的思考力の養成
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
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知研ボックス【トランプの数分解】自宅での効果的な取り組み方
①いちばん大きいのはだれ?
カードをシャッフルしてから人数分に分け、伏せたまま置きます。
伏せたカードのいちばん上から一枚ずつを全員一斉に場に出し、数がいちばん大きい人が、場のカードをずべてもらえます。あいこの時は、カードはよけておきます。
最後に、いちばん多くカードを持っている人が勝ちとなります。
ゲームをとおして、瞬間的に「数の大小」を判断する力をやしなう取り組みです。
➁数を分けよう
カードと台紙を使用し、台紙に描かれたトランプの数と同じになるように、右側の空いている3つのマスにカードをトランプを2枚か3枚置かせます。
数の2分解・3分解の課題です。トランプのマーク(半具体物)を見て、頭の中で分割してみましょう。難しいようなら、おはじきを台紙のトランプと同じ数だけ用意して、実際に分けてみましょう。
③あといくつ?
カードと台紙を使用します。台紙の空いている枠にあらかじめトランプを1枚置いておき、台紙のトランプの数と同じになるよう、残りのマスにトランプを置かせます。
あといくつでその数になるか?(補数)を求める課題です。もし難しいようなら、置かれたトランプに、台紙のトランプと同じ数になるまでおはじきを足していきましょう。
④「合わせて10」のババぬき
2人で行います。
カードの中から1枚を伏せたまま抜き、よけておきます。
残りのカードを2人で分け、通常のババ抜きのルール通り、順番に相手からカードを1枚ずつ取り、カード2枚で「合わせて10」になる組み合わせが出来たら、カードを捨てていきます。手持ちのカードが先に無くなったら勝ちとなります。
ゲームをとおして、10になる組み合わせをすばやく正確に考えるのが目的です。
カードは1~9までが2組しかないので、ババぬき自体はあっというまに終わってしまいます!
⑤「合わせて10」の神経衰弱
カードを伏せたままバラバラに置き、順番に2枚ずつめくっていきます。
「合わせて10」になる組み合わせ(1と9,2と8,3と7,4と6,5と5)になれば、めくったカードがもらえます。取ったカードが多い人が勝ちとなります。
最初は1~4のカードを使って「合わせて5」でやってみましょう。
知研ボックス【トランプの数分解】に似ている市販のおススメ教材
【トランプの数分解】は1~9までのカードが2ペアずつしかありませんが、通常のトランプを使えば4ペアを用いて④「合わせて10」のババぬきができます。
その際には、できれば数字と絵の数が対応しているものが望ましいです。(子ども向けのキャラクターの絵柄のトランプは、数字と絵の数が対応していないものもあります。)
こちらの「はらぺこあおむし」のトランプは、絵本に出てくるフルーツの絵柄がマークのかわりになっていてとってもかわいい上に、1~10までのカードは絵の数と数字が対応しているので、幼児さんが数を学ぶ教材としてオススメです。
まとめ
「合わせて10」になる組み合わせは、繰り上がりの足し算や繰り下がりの引き算に必要な、大切な概念。
ぜひ、ゲームなどをとおして楽しく遊びながら「合わせて10」になる組み合わせをたくさん作り、定着させていきましょう。
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