知研ボックスC-13期【図形の模写】は、見本の図形を模写したり、記憶して描きおこすことで、線の数・方向(角度)・長さ(大きさ)等に着目する図形認識能力をやしなう取り組み。
こちらの記事では、【図形の模写】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【図形の模写】でやしなわれる能力とは
図形による受容的思考力・集中的思考力・表現的思考力の養成
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【図形の模写】自宅での効果的な取り組み方
【図形の模写】では、見本の図形が描かれた24枚のお手本カードを使用。
繰り返し書いたり消したりできるボードが付属しています。
①同じように描こう
お手本カードを見ながら、ボードに図形を模写します。
見本と同じように描くには、一つ一つの線がしっかり描ける力(運筆力)と、見本の図形をよく見極める力が必要。
線の数・方向(角度)・長さ(大きさ)等に着目しながら描きましょう。

図形の構成要素に着目し、「図形を見る目」をやしないます!
うまく描けない場合は、まっすぐな線が描けないなど、指先の発達や巧緻性(運筆力)の問題なのか、見本をよく見ていないために同じように描けていないのかを見極めましょう。
よく見ていない場合は、「この線の長さはどうなっているかな?」などと声をかけ、見本との違いに気づかせましょう。
➁おぼえて描こう
お手本カードを5~10秒程度見せ、カードを伏せた後に、同じ図形を描かせます。

図形による記憶力をやしなう取り組み!
漫然と見るのではなく、何かの形や具体物になぞらえてみたり、いくつかの形の合成としてみる等、頭の中でイメージしやすいように置き換えて見るようにしましょう。
③どこが足りない?
お手本カードの図形が一部欠けている図形をあらかじめ描いておきます。
お手本カードを見せ、一部が欠けている図に足りない部分を描かせて図形を完成させます。
どこが欠けているかを見つけるために、見本の図形のひとつひとつの細かい部分を観察することで、図形を見る目をやしないます。
知研ボックス【図形の模写】に似ている市販のおススメ教材
こぐま会 ひとりでとっくん 図形模写
「こぐま会 ひとりでとっくん 図形模写」は、運筆の練習や図形学習の基礎として、お手本を見ながら線や形を正確に描き写す課題。
線描きから始まり、線の模写から図形の模写へ。
徐々に難易度があがり、最終的には立体図形を模写する課題まで発展します。
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