知研ボックスC-15期【立方体の移動】は、立方体の積み木を積んだ形から1個だけ動かして見本の形を作る取り組みをとおして、平面図から立体図形をイメージする力や、立体を実際に動かさずに頭の中で動かすイメージができる力をやしないます。
こちらの記事では、【立方体の移動】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【立方体の移動】でやしなわれる能力とは
図形による受容的・集中的・拡散的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
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知研ボックス【立方体の移動】自宅での効果的な取り組み方
①1個動かして作ろう1
1) 積み木8個を用いて、台紙No.1の①の形を作り、子どもにも同じ形を作らせます。
子どもの見ている前で、積み木を1個動かして違う形を作ります。
その後、子どもにも、同じように積み木を1個動かして同じ形を作らせます。
2)積み木8個を用いて、台紙No.1の①の形を作り、子どもにも同じ形を作らせます。
子どもに見えないように隠しながら、積み木を1個動かして違う形を作ります。
その後、子どもにも、積み木を1個だけ動かして同じ形を作らせます。
2)は動かす過程を見ないで行うので、1)よりも難しくなります。
自分の積み木と見本の積み木を見較べて、どこがどのように変わったのかを考えさせましょう。
徐々に動かす積み木を増やしてやってみましょう。
慣れてきたら交互に問題を出し合って、楽しく取り組んでみましょう。
➁1個動かして作ろう2
1)台紙No.1を使用し、積み木を1個だけ動かして①~⑧を作ります。
2)台紙No.2を使用し、積み木を2個動かして①~⑧を作ります。
動かす前の図と動かした後の図を見くらべて、どこの積み木が無くなってどこの積み木が増えたかを頭の中で考えてから、積み木を動かしてみましょう。
頭の中で立体を動かすイメージができるようになるのがねらいです。
難しいようであれば、実際に積み木を動かして試行錯誤してみましょう。
知研ボックス【立方体の移動】に似ている市販のおススメ教材
「こぐま会 ひとりでとっくん 8個のつみ木」は、【立方体の移動】と同様、立方体積み木8個を用いた基本の形から1個ずつ動かして、次の形に変えていく取り組み。
最初の基本の形から次々に違う形に変えていき、最後に元の形に戻るまで、29回の積み木の移動を行います。
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