シーソーの重さ比べは小学校受験でも頻出。知研ボックスC期【動物のシーソー】自宅での効果的な取り組み方

※ 当サイトでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

C期(5~6歳)

知研ボックスC-16期【動物のシーソー】は、小学校受験でも頻出の「シーソーの重さ比べ」をとおして、筋道立てて答えを出す論理的思考力をやしなったり、あるものの数や量を他のものに置き換える考え方を理解する取り組み。

こちらの記事では、【動物のシーソー】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。

知研ボックス【動物のシーソー】でやしなわれる能力とは

図形による受容的思考力・集中的思考力・表現的思考力

●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力

●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力

●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力

※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは

知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは
「知研ボックス」は、心理学者ギルフォードの知能因子論をベースに、知能研究所の創設者である肥田 正次郎が提唱した『知研式知...

知研ボックス【動物のシーソー】自宅での効果的な取り組み方

①シーソーとは?

図形による受容的思考力・集中的思考力をやしないます

シーソーの意味や仕組みについて理解させます。

「どちらかが下がっている時は、下がっているほうが重く、上がっているほうが軽い」

また

「水平になっている場合はどちらも同じ重さ」

ということを確認します。

シーソーの両側に動物のチップを乗せて一方を下げ、「ライオンとキリン、どっちが重いかな?」などと聞いてみましょう。

ちみに
ちみに

シーソーの傾きに関係なく、「大きいほうが重い」と思い込んでいることもあるので注意!

さらに

「ライオンのほうが重くなるように置いてみよう」

「ゾウとライオンが同じ重さになるように置いてみよう」

などと発問してみましょう。

このように、シーソーでは2つのものの重さを比べることができるが、3つのものの重さを一度に比べることはできないことも確認します。

その上で、3つのものの重さを比較(順位付け)するにはどうしたらよいか?を考えさせます。

例えばライオン・カバ・キリンの3者を比較する場合、

①ライオンとカバを比べる。

➁ライオンとキリンを比べる。

③カバとキリンを比べる。

のように、3回比べる(全員が総当たりで比較する)方法を考える場合が多いと思いますが、その場合「全員と比べてみなくても、重さの順番がわかる場合がある」ことを伝えて、遊び方②に進みます。

➁重さくらべ

図形・記号による受容的・集中的・表現的思考力をやしないます

3つの動物の重さを比べた結果を見せて、どの動物がいちばん重いかを考えさせます。

例1:
シーソー①ライオンよりゾウが重い。シーソー➁ゾウよりキリンが重い。

答えがわかったら、どうしてか理由を説明させましょう。
よく理解できているようなら、いちばん軽いものや、2番目、3番目に重いもの・軽いものも答えさせましょう。

ライオン<ゾウ、ゾウ<キリンならライオン<キリンであるという関係性をつかみ、直接比べなくても論理的に考えて答えを出す論理的思考力をやしないます。

例2:ゾウ1頭とカバ2頭がつり合っている。

ゾウ1=カバ2なら、ゾウ1とカバ1ではゾウ1のほうが重いことがわかるかどうかがポイントです。

もしカバを1つ取って1頭ずつにするとシーソーはどのように動くかを考えさせましょう。

③つりあい

図形・記号による受容的・集中的・表現的思考力をやしないます

シーソーがつりあうにはどうすればよいかを考えます。

例1:ライオン1頭とゾウ2頭がつり合っているとき、ライオン2頭とゾウ何頭がつり合うか?

重さの比の問題です。

ライオン1頭がゾウ2頭分なので、ライオン:ゾウ=1:2。

すなわちライオン:ゾウ=1:2=2:4。

ライオン1頭に対してゾウ2頭が同じなので、1頭増えるごとにゾウが2頭増えることを理解します。

例2:キリン1頭とカバ2頭がつり合っているとき、カバ6頭とキリン何頭がつり合うか?

キリン1頭がカバ2頭分なので、キリンの数6の中に2がいくつ分あるかという「包含徐」の考え方になります。

よく理解できているようなら、発展問題として「1:3」「1:4」「2:3」などいろいろなパターンで出題してみましょう。

例3:カバ1頭とゾウ2頭がつり合う、ゾウ1頭とキリン2頭がつり合うとき、カバ1頭とキリン何頭がつりあうか?

2段階の置き換えになります。

カバをまずゾウに置き換え、次にゾウをキリンに置き換えます。
カバ1頭=ゾウ2頭=キリン4頭となります。

知研ボックス【動物のシーソー】に似ている市販のおススメ教材

こぐま会 シーソーセット

こぐま会 シーソーセットは、木製のシーソーと5種類のおもりがセットになった教材。

簡易的なシーソーなので「つりあい」には対応していない(同じ重さのものを乗せてもつり合わない)ですが、重さの違うものを乗せて、実際に「重いほうが下がる」「軽いほうが上がる」というシーソーの仕組みを体感することができます。

ちみに
ちみに

最近は公園にシーソーがなく、実際にシーソーで遊んだことがない子も多い・・・

上記の遊び方①の段階で、こちらのシーソーセットを使用することでスムーズに理解ができ、知研ボックス【動物のシーソー】でも、シーソーをイメージしながら取り組みやすくなります。

なおシーソーセットには5種のおもり(木製の箱)がついており、”同じ大きさでも重さが違う”場合があることを理解するのにも役立ちます。

こぐま会 ひとりでとっくん シーソー

「こぐま会 ひとりでとっくん シーソー」は、知研ボックス【動物のシーソー】で重さの3者比較・4者比較などについて学んだあと、理解の確認と定着にぴったりの問題集です。


ひとりでとっくん12 シーソー

※他にも、知研ボックスC期の教材について紹介しています>>>

C期(5~6歳)記事一覧
「C期(5~6歳)」の記事一覧です。

知研ボックス 自宅での効果的な取り組み方まとめはこちら>>>

知研ボックス 自宅での効果的な取り組み方まとめ
知能研究所の教材『知研ボックス』の自宅での効果的な取り組み方に関する記事を、各期ごとにまとめました。 D期(2~3歳向...

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました