知研ボックスQ-11期【次の数はいくつかな】は、規則正しく並んだ数字のパターンを見つけることで法則・規則性を発見する楽しさを知り、数学的センスを身につける取り組み。
こちらの記事では、【次の数はいくつかな】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【次の数はいくつかな】でやしなわれる能力とは
記号による受容的思考力・集中的思考力・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは

知研ボックス【次の数はいくつかな】自宅での効果的な取り組み方
①次の数はいくつかな1
【次の数はいくつかな】では、規則正しく並んだ数字が書かれた台紙3枚を使用しますが、台紙の問題に取り組む前に、数字のカードを用いて「数の系列」に親しみます。
※同じQ-11期の教材【合わせていくつ】の数カード20枚などを使います。
数字のカードを、あるきまりで規則正しく並べた問題を作ります。
数字の列を見て、空いているところに入る数字を考えさせたり、続きを考えさせます。
色や絵の系列の課題と同様、数字の並び方を見て、規則性(法則)を見つけます。

なぜその数字が入るのか、理由も説明させましょう。
<出題例>
●1 2 3 □ 5 6 7 □ 9 10(順唱:数が1つずつ増えている)
●10 □ 8 7 6 □ 4 3 2 1(逆唱:数が1つずつ減っている)
●1 2 1 2 ・・・(「1,2」の繰り返し)
●1 2 3 1 2 3 ・・・(「1,2,3」の繰り返し)
●1 3 □ 7 9、2 4 6 8 □(2つずつ増えている)
①次の数はいくつかな2
台紙No.1を使用し、空いているマスに入る数字を考えさせます。
答えられたら「どうしてその数字が入るのかな?」と聞き、理由を説明させましょう。
問1:数が順番になっているから、数が1つずつ大きくなっているから など
問2:数が2つずつ増えているから など
問3:「1,3」が繰り返されているから など
問4:「1,1,2」が繰り返されているから など

どうしてその数字が入るのか、理由を説明できることがポイント
台紙No.1 ができたら、No.2、No.3も同様に行いましょう。
知研ボックス【次の数はいくつかな】に似ている市販のおススメ教材
こぐま会 法則性の発見
法則性の発見 数列・植木算・方陣算の基礎 (思考力鍛錬・幼小一貫シリーズ)
「こぐま会 法則性の発見」には、絵や記号などさまざまなものの並び方のパターンを見つけたり、数が増えたり減ったりするときの法則から、次にどうなるかを考える問題が掲載されています。
このような問題を行ったのち、絵や記号ではなく数字の並びを考える問題に取り組むことで、単に「数字が順番にならんでいる」と考えるのではなく、「数が1つずつ増えていっている」と考えるヒントになります。
※他にも、知研ボックスC期の教材について紹介しています>>>

※知研ボックス 自宅での効果的な取り組み方まとめはこちら>>>

コメント