知研ボックスQ-12期【しりとりロード】は、絵カードをしりとりの順に並べることで、国語力の基礎となる語彙力や、思考の柔軟性をやしなう取組。
幼児さんがよく行うことば遊びとして”しりとり”がありますが、口頭で行う通常のしりとり遊びと、カードを用いたしりとり遊びでは、やしなわれる能力が違ってきます。
知研ボックス【しりとりロード】でやしなわれる能力とは
概念による受容的・集中的・拡散的・表現的思考力の養成
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは

知研ボックス【しりとりロード】自宅での効果的な取り組み方
①しりとりでつなげよう1
絵カードの中から、しりとりでつながるものをあらかじめ集めておきます。
バラバラにして子どもに渡し、スタートの絵を指定して、続きをしりとりの順に並べさせます。
スタートの絵を指定するので、簡単に並べられます。
しりとりのルールの理解や、語彙を増やすことが目的となります。
最初は少ない枚数からスタートして、徐々に増やしていきましょう。
➁しりとりでつなげよう2
絵カードの中から、しりとりでつながるものをあらかじめ集めておきます。
バラバラにして子どもに渡し、スタートの絵を指定しないで、すべてのカードをしりとりの順に並べさせます。
スタートの絵が指定されないので難しくなります。
好きなカードからつなげていき、後ろにつながらなくなってしまった時にどうするか?がポイント。
後ろにつながらなくなったら、前に戻ってつなげたり、途中に入れる等、柔軟に考えることができるかどうかが求められます。
③できるだけ長くつなげよう
すべてのカードを使って、しりとりでつなげていきます。
できるだけ長くつなげてみましょう。
④あたまとり1
絵カードの中から適当に選んだ言葉をスタートに、口頭で”あたまとり”をします。
※「しりとり」は、前のことばの頭の文字で始まる言葉をつなげていく。
例:りんご→ごりら→らっぱ→ぱんだ・・・
※「あたまとり」は、前のことばの頭の文字で終わる言葉をつなげていく。
例:りんご→ひまわり→あさひ→ここあ
あたまとりは、しりとりと比べるとかなりむずかしくなります。
⑤あたまとり2
遊び方①②で、しりとりでつなげたカードを逆につなげていきます。
しりとりでつなげた時にいちばん最後になるカードを指定して、そこから逆に、あたまとりでつなげていきます。
知研ボックス【しりとりロード】に似ている市販のおススメ教材
『こぐま会 しりとりカード』
「カード」というより「チップ」という方がピッタリなサイズのしりとりカード。
絵カードに描かれているものは食べ物・花・動物・昆虫・生活用品・楽器など身近なものばかり。
1組10枚×4組の計40枚で、40枚全部をつなげることもできるようになっています。
カードの裏側に名前が横書きで書かれているので、カードを横一列に並べていったときに語尾と語頭のつながりがわかりやすくなっています。
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