知研ボックスQ-9期【ドミノ遊び】は、ドミノカードを用いたゲームをとおして足し算(あわせていくつ)・引き算(ちがいはいくつ)を楽しみながら数多くこなし、計算スピードを速くしていく取り組み。
こちらの記事では、【ドミノ遊び】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【ドミノ遊び】でやしなわれる能力とは
記号による受容的思考力・集中的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは
知研ボックス【ドミノ遊び】自宅での効果的な取り組み方
「ドミノ」というと”ドミノたおし”を思い浮かべる方が多いと思いますが・・・
「ドミノ」とは、サイコロの面を上下に2つつなげたようなもので、上と下で2つの違う数をあらわしています。
知研ボックスの【ドミノ遊び】も、長方形のカードに、0(空欄)~10までの目で表された数が上下に2つ描かれています。
これらのカード55枚を用いて行う取り組みを以下でご紹介します。
①つなげるゲーム
カードをよく切って、ゲームをする人全員に同じ枚数ずつ配ります。
じゃんけんで順番を決め、最初の人が手持ちのカードから1枚テーブルの上に出します。
次の順番の人は、テーブルに置かれているカードの上下どちらかの目と同じ目を自分の手持ちのカードの中から探して、同じ目どうしがつながるようにカードを置きます。
順番にカードをつなげて行き、つなげられるカードが無くなった人が負けとなります。
手持ちのカードの中からつながるものを見つけることで、ぱっと見で同じ数がわかる(数の量感をつかむ)ようにしていきます。
➁あわせていくつ
配られた手持ちカードは、裏向きのまま自分の前に重ねて置きます。一斉に自分のカードの山のいちばん上から1枚ずつ取って、表向きに自分の前
に置き、カードの上下の目の合計の数を声に出して言います。
カードの上下の目の数の合計がいちばん多い人が、その場のカードをすべて取ることができます。(手持ちのカードとは別にしておきます。)
手持ちのカードを全部出し終わった段階で、取ったカードが一番多い人が勝ちとなります。
※子どもが理解できている数の範囲に合わせて、合わせて10以下になる組み合わせのカードのみで行うなど工夫しましょう。
ゲームをとおして「合わせていくつ」を数多くこなす、数の合成のトレーニングです。
③大きい数は?
配られた手持ちカードは、それぞれ自分の前に裏向きのまま重ねて置きます。一斉に自分のカードの山のいちばん上から1枚ずつ取って、表向きに自分の前に置きます。
場に出されたカードの中で、上下の目の数の合計がいちばん多いカードの合計の数を最初に言った人が、その場のカードを取ることができます(手持ちのカードとは別にしておきます)。
手持ちのカードを全部出し終わった段階で、取ったカードが一番多い人が勝ちとなります。
ゲームをとおして数の合成をすばやく行うトレーニングです。
遊び方2でじゅうぶんに慣れてから行いましょう。
④ちがいはいくつ
配られた手持ちカードは、裏向きのまま自分の前に重ねて置きます。一斉に自分のカードの山のいちばん上から1枚ずつ取って、表向きに自分の前
に置き、カードの上下の目の差(多いほうの数から少ないほうの数を引く)の数を声に出して言います。
カードの上下の目の数の差がいちばん少ない人が、その場のカードをすべて取ることができます。(手持ちのカードとは別にしておきます。)
手持ちのカードを全部出し終わった段階で、取ったカードが一番多い人が勝ちとなります。
ゲームをとおして「ちがいはいくつ」を数多くこなす、引き算のトレーニングです。
知研ボックス【ドミノ遊び】に似ている市販のおススメ教材
DJECO (ジェコ) ドミノ アニモ
DJECO (ジェコ)のドミノは、28枚のカードの上下に2種類の動物の顔もしくは胴体が描かれている可愛いドミノカード。
同じ動物の顔と胴体をどんどんつなげていく絵合わせゲームが本来の遊び方ですが・・・
カードの裏面には、お花のかたちの目で表された数字0(空欄)~6までが2種類描かれていて、知研ボックス【ドミノ遊び】と同様の遊び方で数を学ぶことができます。
描かれている数が6までなのと、カードの枚数が28枚と少ないため、【ドミノ遊び】よりは対象年齢が小さく、2~3歳のお子さん向けになっています。
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