知研ボックスQ-9期【動物のかくれんぼう】は、正方形を3つ・4つ合わせた形のピースを用いて動物の絵を隠す平面パズルの取り組み。
こちらの記事では、Q-9期 【動物のかくれんぼう】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【動物のかくれんぼう】でやしなわれる能力とは
図形・記号による受容的思考力・集中的思考力・転換的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●転換的思考力とは:ある事柄を別の方面から見直す能力・創造力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは
知研ボックス【動物のかくれんぼう】自宅での効果的な取り組み方
【動物のかくれんぼう】は、あらかじめ動物の絵が描かれた25枚のチップを台紙に並べてパズルの問題を作成しておき、子どもに7つのピースで動物を隠して台紙の盤面をすべて埋めさせる取り組み。
①どんな形かな
パズルをする時、ピースを裏がえせばうまく合うことに気づかないことが多いよ
➁動物のかくれんぼう1
動物のチップを盤の上に見本のとおりに並べ、あらかじめ問題を作っておきます。
子どもにピースを1枚ずつ渡しながら、「この形でライオンを4つ隠してください」等のように発問していきます。
最終的に、盤上の動物が全て隠れるように出題していきましょう。
チップの置かれている様子からまとまった形をイメージすることで、あいまいな形をはっきりした形に頭の中でまとめあげる図形認識力をやしないます。
③動物のかくれんぼう2
遊び方➁と同様に、動物のチップを見本のとおりに盤の上に並べておきます。
子どもにピースを全て渡して、全部のピースで盤上の動物を隠させます(1枚のピースで同じ動物を隠します。)
④動物のかくれんぼう3
あらかじめ動物のチップを見本のとおり盤の上に並べておきます。
その際、ピース2枚分の箇所にチップを置かず空欄のままにしておきます。
※空欄にする箇所はバラバラにせず、上下左右に接するようにします。
子どもにピースを全て渡して、全部のピースを盤上に置かせます。(1枚のピースで同じ動物を隠します。)
空欄の箇所に2枚分のピースがどう入るかを考える、平面図形の分解の課題となります。
うまくできたら、空欄にする箇所をピース3枚分・4枚分・・・と増やしていきましょう。
あてずっぽうにピースを置くのではなく、あらかじめどのピースがどこに置けるか考えてから置けるようにしていきましょう。
➄動物の場所1
動物の位置を座標で表させます。
盤上の上側の数字1~5を横軸、左側のマーク(○、△、□、☆、♡)を縦軸とする座標上で、動物の置かれている位置を特定します。
マークが段(上下の軸)を表し、数字が列(左右の軸)を表すこと、段と列がぶつかり合った(交わった)ところがその場所であることを説明します。
子どもが理解できたら、「○の3にライオンを置いてください」「☆の5にキリンを置いてください」などと発問しましょう。
段・列の理解を促し、縦の列と横の段の交点が座標の位置であることを理解させます。
⑥動物の場所2
遊び方➄で座標の位置が理解できたら、次はチップを置いた位置を座標で言わせます。
動物のカードを盤上の適当なところに置き、置かれている位置を、「○の3」「☆の5」などと表現させます。
座標の理解の応用編です。座標軸上の位置を言語化できるようにしていきます。
コメント