知研ボックスQ-9期 【お話の順序】では、絵の状況を認知し、因果関係を読み取って時系列を論理的に捉えていきます。また、5W1Hや登場人物の気持ちを考えてお話づくりをすることで表現力をやしないます。
こちらの記事では、【お話の順序】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【お話の順序】自宅での効果的な取り組み方
【お話の順序】では、各組2~4枚が1セットになった絵カードを使用します。
①何の絵かな?
絵カードを1枚ずつ見せ、それぞれどんな状況を表しているかをお話させます。
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・どうして・どのように)がわかるように話させましょう。
うまくお話ができない場合は、「この子は何してるのかな?」「これは誰?」「ここはどこ?」「季節(時間)はいつ?」等と質問して、引き出してあげましょう。

最後に一つの文章の形にまとめて聞かせてあげることで、正しい文章の形に慣れていきます。
➁絵のつながり
遊び方①で、それぞれの絵がどういう状況なのかをお話した後、絵を時系列の順に並べさせ、つなげてお話をさせます。
絵の繋がりや前後関係を考えることで論理性をやしないます。
前後関係を判断するポイントが分かっていないようならヒントを与えてあげましょう。
また、お話が途切れるようなら「拾ったお財布をどこに届けたの?」等とヒントを与えて先を促してあげましょう。

同じ絵カードで何回も行うことで、徐々に豊かなお話が出来るように!
③会話・気持ちを考える
1枚1枚の絵を見ながら、登場人物のセリフを考えたり、絵には描かれていない状況を想像してみましょう。
質問することで子どもの想像を膨らませます。
<質問例>
・お財布を見つけたとき、女の子(男の子)は何と言ったかな?
・おまわりさんは、何と言ってお財布を受け取ったかな?
・女の子は、そのときどんな気持ちだったかな?
・お財布を落としたのはどんな人なのかな?
・・・など

沢山お話をさせて表現力を引き出しましょう。
知研ボックス【お話の順序】に似ている市販のおススメ教材
Sequence Rummy Challenge Cards
Sequence Rummy Challenge Cards
「Sequence Rummy Challenge Cards 」は、3枚1組の絵カードが18セット、計54枚が入った教材。
【お話の順序】と同様、3枚を時系列の順に並べ替え、お話を言う取組をとおして論理性や表現力をやしないます。
描かれているテーマは前後関係がわかりやすいものが多いので、3歳児さん位から取り組むことができます。
なおこちらは英語の教材なので、絵カードの裏に描かれている文や遊び方の説明などもすべて英語ですが・・・

取り組みでは絵の部分しか使わないため問題なし!
こぐま会 おはなしづくりカード
「こぐま会 おはなしづくりカード」は、4枚1組でお話が作れるカードが12セット、計48枚が入っており、さまざまな題材でお話づくりに取り組むことができます。
「遊園地」「ボールあそび」「自転車」「お買い物」など、子どもの生活や遊びになじみのある、イメージしやすいテーマが多いですが、絵の細かい部分まで注意して見ないと前後関係がわからないものもあるので、難しい場合はヒントとして注目すべきポイントを教えてあげましょう。
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