知研ボックスS-20期【クリエイトゲーム】は、オセロに足し算の要素をプラスしたボードゲーム。
先の見通しを立てながら戦略的に取り組むことで、思考力とともに計算力も高めることができます。
こちらの記事では、【クリエイトゲーム】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【クリエイトゲーム】でやしなわれる能力とは
記号による受容的・集中的・拡散的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
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知研ボックス【クリエイトゲーム】自宅での効果的な取り組み方
【クリエイトゲーム】では、8×8マスのボードと、赤・黄色のチップを使用します。
オセロゲームと同様、自分の色のチップで相手の色のチップをはさんで裏返し、自分の色を増やしていくというルールですが・・・
チップの両面には0~10の数字が書かれていて、相手の色をはさんだ時、はさんだ2枚の数字の合計が、はさまれた数字の合計よりも大きければ裏返せますが、小さければ裏返すことができないという、足し算の要素が取り入れられています。
①クリエイトゲーム1
チップを半数ずつに分けます。
赤チームと黄色チームを決め、チップを2枚ずつゲーム盤の中央に置きます。
じゃんけんで先攻・後攻を決め、1枚ずつチップを置いて、相手の色を自分の色ではさんで裏返し、自分の色にします。
※空いている場所ならどこにでも置くことができます。
最終的に、チップの枚数が多い方が勝ちとなります。
まずはチップに書かれている数字は無視して、通常のオセロゲームと同様に行います。
オセロゲームのルールを理解し、相手のチップをはさめる場所を見つけたり、先を読んでゲームを進められるようになるのがねらいです。
慣れてきたら、遊び方2のとおり、数の合成の要素を入れて行ってみましょう。
➁クリエイトゲーム2
※チップは裏表とも同じ数字です。
1のチップ:7枚
2のチップ:7枚
3のチップ:4枚
4のチップ:4枚
5のチップ:3枚
6のチップ:3枚
7のチップ:1枚、
8のチップ:1枚
9のチップ:1枚
10のチップ:1枚
遊び方は以下のとおり。
赤チームと黄色チームを決め、チップを2枚ずつゲーム盤の中央に置いて、じゃんけんで先攻・後攻を決めます。
1枚ずつチップを置いて、相手の色を自分の色ではさんで裏返し、自分の色にします。
空いている場所ならどこにでも置くことができますが、自分の色ではさんだとき、はさんだ2つの数字を足した数が、はさまれた相手の数よりも大きくなけば裏返すことができません。
最終的に、チップの枚数が多い方が勝ちとなります。
数の合成(足し算)の要素を入れてゲームを行います。
楽しく遊びながら1桁同士の足し算を数多くこなすことで、思考力をやしないながら計算力も高めます。

数字のチップをどのように使っていくかも含め、戦略的にゲームを進められることを目指しましょう!
知研ボックス【クリエイトゲーム】に似ている市販のおススメ教材
ナインブレイク
ナインブレイク 算数 ボードゲーム 知育玩具 Nine Break Board Game
「ナインブレイク」は、【クリエイトゲーム】と同様、数の合成(足し算)の要素をくわえたオセロゲームですが、平成27年度より学校図書版の小学校2年生の算数の教科書にも採択されています。
マス目は4×4または6×6と【クリエイトゲーム】よりも小さいので、短い時間でさくっとゲームを楽しめます。
なお「ナインブレイク」のコマに書かれている数字は1~6ですが、コマの裏と表で数字が違い、1の裏は6、2の裏は5、3の裏は4というように、裏表の数字の合計が7となっています。
そのため、相手のコマを裏返した時や、自分のコマが裏返された時のことも含めて、どのコマを使うかを考えなくてはなりません。
その点では【クリエイトゲーム】よりも戦略的にゲームをすすめる必要があります。

大人でも、油断していると子どもに負けてしまうよ!
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