知研ボックスT-5期【ビルをたてよう】は、立方体積み木(キューブ)を用いてさまざまな形を構成する取り組み。
自由にキューブに触れて遊びながら立体図形に親しんだり、平面図を見て立体をイメージする力をやしないます。
こちらの記事では、【ビルをたてよう】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【ビルをたてよう】でやしなわれる能力とは
概念による記憶力、受容的・集中的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【ビルをたてよう】自宅での効果的な取り組み方
知研ボックス【仲良しはどれ】では、立方体積み木(キューブ)6個と、お手本の図形が描かれた台紙10枚を使用します。
①いろいろな形を作ろう
キューブを使って、自由に形を作ってみましょう。
立体図形に親しむことが目的です。
出来上がったら何を作ったのかお話してもらうことで、言葉で表現する力もやしないます。
②同じ形はどれ
台紙のお手本と同じ形を作ったものを見せ、どの形と同じものかを考えさせます。
お手本(平面図)と実際のキューブ(立体図形)を結びつけるのがねらいです。
③ビルをたてよう
台紙のお手本を見て、同じようにキューブを積ませます。
平面図を見て、立体をイメージできるようになることが目的。
はじめのうちは、あらかじめ必要なキューブの数を指定してあげましょう。
慣れてきたら、数を指定しないで作ってもらいます。
図形センスをやしなうには、理屈よりも、いかに図形的な刺激にたくさん触れたかという経験値が重要になります。

積み木や図形パズルなどでたくさん遊ばせてあげましょう
④おぼえて作ろう
台紙のお手本を10秒程度見せて記憶してから、お手本を見ないで同じかたちを作らせます。
視覚からの記憶トレーニングの課題になります。
知研ボックス【ビルをたてよう】に似ている市販のおススメ教材
七田(しちだ)式 しらきのつみき
しちだ式の教材「しらきのつみき」は、白木の積み木20個と、15枚のお手本カード(両面)がセットになった教材。
知研ボックス【ビルをたてよう】 のキューブと違い木製で、サイズも30mm×30mm×30mmと小さく、子どもの手になじむサイズ。
何より【ビルをたてよう】のキューブは6個と少ないですが、「しらきのつみき」は20個入っているので、使用する積み木の数を増やした難しいお手本にも取り組めます。
また積み木が20個あれば、平面図のお手本に取り組む前に、具体物(実際の積み木で作ったお手本)を見ながら『同じように作る』取り組みを行うこともできます。
こぐま会 ひとりでとっくん つみきのかず
「こぐま会 ひとりでとっくん つみ木の数」は、平面図に描かれた積み木の数を数える問題が掲載された問題集ですが、問題として描かれている図形は、そのまま、平面図を見ながら立体を構成する課題のお手本として使うことができます。
問題として描かれている積み木の数は5個~20個なので、実際に作ってみるためには上でご紹介した「しちだ式 しらきのつみき」が使えます。
※他にも、知研ボックスT期の教材についてご紹介しています>>>

※知研ボックス 自宅での効果的な取り組み方まとめはこちら>>>

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