知研ボックスT-6期【同じ数を見つける】は、1~6個の絵が描かれたカードを用いて、
・基数性(いくつあるかな)
・数の多少(どちらが多いかな)
・数の合成(合わせていくつ)
・・・など、数の基礎概念の理解をうながす取り組み。
こちらの記事では、【同じ数を見つける】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【同じ数を見つける】でやしなわれる能力とは
記号による受容的集中力・集中的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
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知研ボックス【同じ数を見つける】自宅での効果的な取り組み方
①いくつあるかな
カードに描かれている絵を数えます。数え終わったら、「全部でいくつあったかな?」と発問しましょう。
絵に指を当てながら1つずつ数えるのは、モノと数を1つずつ対応させる、”1対1対応”です。
また、1つずつ数えることができても、数え終わった後に「全部でいくつ?」と聞くとわからない場合があります。
1つずつ数えて、最後に言った数がそのまとまりの量を表していることがわかること(基数性の理解)を目指します。
➁同じ数を集めよう
複数の絵柄のちがうカードをバラバラに置いて、同じ数のカードを集めさせます。
絵が違っていても、同じ数の固まりであることを理解させます。(基数性の理解)
③どっちが多いかな?
同じ絵のカード2枚を見せ、どちらが多いかを考えさせましょう。同じ絵で理解できたら、違う絵どうしで比べてみましょう。
数の多少の比較の課題です。数の差が理解できるようであれば、「どちらがどれだけ多いか」を考えさせましょう。
④合わせていくつ
2枚のカードを見せ、「このカニさんとこのカニさんを合わせると、全部でいくつあるかな?」等と発問します。
ある数とある数を合わせると全部でいくつになるかを考える、数の合成の課題です。
同じ絵どうしで理解できたら、違う絵どうしで合成してみましょう。
⑤1ならべゲーム
それぞれの絵カードから、1のカードを出して並べて置き、残りのカードを人数分に分けます。
じゃんけん等で順番を決め、同じ絵のカードが1から順番に並ぶよう、手持ちのカードの中から出していきます。
手持ちのカードの中から出せるものがなければ、パスして次の人が出します。
手持ちのカードが早くなくなった人が勝ちとなります。
数の並びや、数の大小の比較を学ぶのがねらいです。
”ある数の次の数”がぱっとわかるようになることを目指します。
⑥6ならべゲーム
それぞれの絵カードの中から、6のカードを出して並べて置き、残りのカードを人数分に分けます。じゃんけん等で順番を決め、同じ絵のカードが6から順番に(6・5・4・3・2・1)並ぶよう、手持ちのカードの中から出していきます。
手持ちのカードの中から出せるものがなければ、パスして次の人が出します。
手持ちのカードが早くなくなった人が勝ちとなります。
1ならべゲームとは逆に、6,5,4・・・と減らしていきます。
”ある数より1つ少ない数”がぱっとわかるようになることが狙いです。
⑦数の神経衰弱
複数の種類の絵カードをばらばらにして伏せて置きます。
順番に2枚ずつめくり、同じ数が出たらそのカードがもらえます。
たくさんカードを取った人が勝ちとなります。
違う絵柄で同じ数のものを見つけるゲームです。
「ぜんぶでいくつ」という数のまとまりを意識しながら、記憶力もやしなうのが目的になります。
知研ボックス【同じ数を見つける】に似ている市販のおススメ教材
【同じ数を見つける】は絵の数が1~6までですが、もっと大きな数の理解には、市販のトランプが活用できます。
ただし、子ども向けのキャラクターの絵柄のトランプは、数字と絵の数が対応していないものもありますので注意が必要。
こちらの「はらぺこあおむし」のトランプは、絵本に出てくるフルーツの絵柄がマークのかわりになっていてとってもかわいい上に、1~10までのカードは絵の数と数字が対応しているので、幼児さんが数を学ぶ教材としてオススメです。
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