知研ボックスT-8期【次の色はなあに】は、規則正しく並んだ色や絵の規則性を発見し、次を予測する力をやしなう取り組み。
日常生活のいろいろな出来事の中から「法則」を発見し、その「法則」を他の場合に応用してさまざまな課題を解決していく力につなげていきます。
こちらの記事では、【次の色はなあに】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【次の色はなあに】でやしなわれる能力とは
記号による受容的思考力・集中的思考力・拡散的思考力をやしないます
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは

知研ボックス【次の色はなあに】自宅での効果的な取り組み方
【次の色はなあに】では、規則的に並んだ色や絵が描かれた台紙と、台紙に置くためのチップ(色、絵)を使います。
①同じに並べよう1
色のチップを規則的に並べた見本を作ります。
見本の例:
赤青、赤青、赤青、赤青(「赤青」の繰り返し)
赤青黄、赤青黄、赤青黄(「赤青黄」の繰り返し)
青青黄黄、青青黄黄、青青黄黄(「青青黄黄」の繰り返し)
青赤青黄、青赤青黄、青赤青黄(「青赤青黄」の繰り返し)
見本を見ながら、同じようにチップを並べさせます。
見本を見ながらチップを並べることで、色の並びの中の法則(規則)を意識します。

慣れてきたら、見本の続きを考えてチップを並べてみましょう。
➁次の色はなあに
規則的に並んだ色が描かれた台紙No.1を使用します。
色の並び方の法則(パターン)を見つけて、空欄に入る色を考えさせます。
「いろんな色が、あるきまりで順番に並んでいます。この並び方を見て、空いてるところに何色が入るか考えましょう」
まず、色がどのように並んでいるか声を出して言ってみることで、並び方の中に規則(法則)があることを認識させます。

「黄・赤」が繰り返されていることに気づくかな?
③次の動物はなあに
規則的に並んだ動物の絵が描かれた台紙No.2・3を使用し、動物の並び方の法則を見つけて、空欄に入る動物を考えます。
並び方の中に規則(法則)があることを認識させます。
④サイクルをみつけよう
台紙に描かれた色の並び・動物の並びを見て、どこからどこまでが1サイクルかを考えさせます。
マッチ棒を用意し、台紙No.1を見せて、
「ここにいろんな色が並んでいます。同じ並び方が何回も出てきます。どこからどこまでが同じか考えて、マッチ棒を置いて区切ってみましょう」
と発問します。
分からなければ、1サイクルだけマッチ棒を置いてあげましょう。

同じ並びが何回も繰り返されていることを認識させます。
知研ボックス【次の色はなあに】に似ている市販のおススメ教材
【次の色はなあに】は、色や絵の並び方のパターン(法則)を発見する力をやしなう取り組みですが・・・
いろんな色のおはじき等があれば、色を規則的に並べた見本を作って同じように並べさせたり、続きを考えて置かせることで、遊び方①と同様の取り組みが可能です。
しちだ くまのひもとおし
「しちだ くまのひもとおし」は、6種類の色(赤、青、黄、緑、紫、オレンジ)×3種類のサイズ(大、中、小)、計108個のくまがセットになっていて、おはじきと同様、色の繰り返しで並べさせたり、見本と同じように紐をとおしたりする他、「大・小、大・小・・・」や「大・中・小、大・中・小・・・」など、大きさの繰り返しのパターンを作ることもできます。
別売りの「くまのひもとおしブック」には、さまざまなお手本なども掲載されています。
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