知研ボックスD-4期【ちがいがわかるかな】は、まちがいさがし(絵の照合)で、絵の細かな違いを見つける注意力や観察力をやしなう取り組み。
こちらの記事では、【ちがいがわかるかな】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【ちがいがわかるかな】でやしなわれる能力とは
図形・概念による受容的思考力・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【ちがいがわかるかな】自宅での効果的な取り組み方
【ちがいがわかるかな】は、1枚のカードに描かれた3つの絵のうち1つがけ違うものを見つける問題と、2枚の絵カードを見くらべて違うところを見つける「まちがいさがし」の教材。
なお「まちがいさがし」については、諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀先生が、著書『脳科学者が教える 子どもの地頭をよくする方法』の中で、“地頭力”の基礎となる「ワーキングメモリ」にかかわる脳の部分が「まちがいさがし」をすることで活性化すると述べられています。
①どれがちがうかな
台紙(うさぎ・飛行機・サッカー・女の子)を1枚ずつ見せて、それぞれ3つの絵の中から1つだけ違うものを見つけさせます。
違うものを見つけられたら、他の絵とどこがどのように違うのかを説明させましょう。
注意力・観察力をやしなう取り組みですが、何がどのように違うかを説明させることで、自分の思っていることを伝える表現力をやしなうことにもつながります。
女の子の台紙では、1人だけリボンをしている子が「ちがう」と指摘できるかな?
幼児さんの場合、「違うもの」という意味を、「3つの中で、1つだけ他の2つと違うもの」という意味ではなく、「おかしいもの、変なもの、どこか足りないもの」という意味に捉えてしまい、「他の絵にあるのに、ないものが”ちがう”」と思ってしまうことがよくあります。
➁どこがちがうかな
カード(猫・傘と女の子・食事セット・犬と鉢植え)を2枚ずつ見せて、2枚の絵の違いを見つけさせます。
遊び方①と同様、注意力・観察力をやしなう取り組みですが、何がどのように違うかを説明させることで、自分の思っていることを伝える表現力をやしなうことにもつながります。
知研ボックス【ちがいがわかるかな】に似ている市販のおススメ教材
はじめてのおけいこノート② まちがいさがし
「はじめてのおけいこノート② まちがいさがし」は、知研ボックス【ちがいがわかるかな】のようなカード形式ではなくドリル(冊子)ですが、コンパクトで持ち運びしやすいB5サイズ。
お手頃なお値段ですがシールもふんだんに付いていてコスパよしです。
【ちがいがわかるかな】と同様、2つの絵を見くらべて絵の違いを見つける「まちがいさがし」の他、見本と同じ絵を探す「えさがし」の問題があり、注意力・観察力をやしなうことができます。
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