知研ボックスD-4期【宝さがし】は、すごろく遊びをとおして数概念の基礎を理解することが目的の取り組み。
こちらの記事では、【宝さがし】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【宝さがし】でやしなわれる能力とは
記号による受容的思考力・集中的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは
知研ボックス【宝さがし】自宅での効果的な取り組み方
すごろくは、サイコロの目を読むことで、数の量感をやしなうことができる、また出た目の数と同じだけコマをすすめることで、正しく数える(計数)の練習になる等、数を学べる要素がたくさん含まれていますが・・・
知研ボックス【宝さがし】は、
・ゴールまでのマス目が10個と、通常のすごろくよりも少ないため、ゴールするまで集中を保ちやすい。
・付属しているサイコロの目が1~3までで、2歳児さんが理解しやすい数の範囲から始められる。
・通常のすごろくのように出た目の数だけコマを進めるのではなく、出た目の数と同じだけソフトを取ってマス目に置いていくことで、「全部でいくつ」(基数性)の理解につながる。
以上の点で、2~3歳児さん向けのすごろく遊びとして、数の概念を学び始めの時期にぴったりの教材となっています。
宝さがし
台紙とサイコロ、動物(ソフト)を使用してすごろく遊びをします。
※あらかじめ「宝の扉」を組み立てておきます。
それぞれ自分の動物(ソフト)の色とスタートの場所(赤・青)を決め、じゅんばんにサイコロを振ります。
サイコロの出た目の数だけ、すごろくの1つのマスに1つのソフトを置いていきます。(サイコロの目の数・ソフトの数・マス目の数の対応)
先にゴールに届いた人が、「宝の扉」を開けられます。
”サイコロの目と同じ数だけソフトを取る”という操作は、通常のすごろくにはありません。
たくさんの中から目当ての数だけ取り出すのは、サイコロの目など、あるものの数を数えるよりもむずかしい!
すごろくゲームを通して”たくさんの中から指定された数だけ取る”ことを繰り返し行うことで「ぜんぶでいくつ」(基数性)の理解をすすめることができます。
付属のサイコロの目は1~3までですが、3個のソフトを正しく取り出すことができるようになれば、1~6までの目がある通常のサイコロを使用してやってみましょう。
更に数の理解がすすめば、1~3のサイコロ2個を用いて、2個の目の合計の数だけ進むというルールでやってみましょう。「あわせていくつ」(数の合成)の理解につながります。
知研ボックス【宝さがし】に似ている市販のおススメ教材
HABA(ハバ) 雲の上のユニコーン
Einhorn Glitzerglück – Funkel-Bingo
「HABA(ハバ) 雲の上のユニコーン」は、知研ボックス【宝さがし】と同様、すごろく遊びの教材ですが・・・
【宝さがし】と同様、付属のサイコロの目が1~3までだというところ、また、「あるマスに止まったら、サイコロの目の数だけクリスタルを取る」というルールがあり、”たくさんの中から指定された数を取り出す”という操作が入るところから、数を学びはじめの2~3歳児さんにおススメの教材。
ピンクのパッケージにユニコーンのイラスト、サイコロやコマの色づかい、またキラキラのクリスタルに至るまで、「かわいい」の一言に尽きるところもおススメのポイントです。
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