知研ボックスC-15期【観覧車】は、小学校受験でも頻出の”回転推理”の取り組み。
観覧車を実際に回してみることで”それぞれのカゴどうしの位置関係は回転しても変わらない”ことを理解し、観覧車が回転したときのカゴの位置を推理します。
こちらの記事では、【観覧車】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【観覧車】でやしなわれる能力とは
図形・記号による受容的思考力・集中的思考力をやしないます
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは

知研ボックス【観覧車】自宅での効果的な取り組み方
①どのカゴに乗るかな?
はじめに観覧車が右回り(時計回り)・左回りのどちらか一方向で回転することを確認します。
動物チップを好きな順番で横一列に並べます。
いちばん左の動物を列の先頭として、1番のところにあるカゴから順番に乗っていくこを確認し、実際に観覧車を回しながら1匹(頭)ずつ乗せていきます。
何度かやってみた後、再度チップを一列に並べてから、
「先頭にいるクマさんが、1番にあるリンゴのカゴに乗ります。1つのかごに1匹(頭)ずつ乗っていくと、ライオンさんはどのかごに乗るかな?」
等と質問します。
「先頭にいる動物がリンゴに乗るから、次の動物はバナナ、次 は桃・・・」と、動物とカゴを1対1で対応させていくことで、実際に観覧車に乗せてみなくても、どのカゴに乗るかがわかります。
ライオンが先頭から何番目に並んでいるか、それに対応するカゴがどれかを、数を数えることで対応させることもできます。

このとき、観覧車が回る方向とは逆にたどって数えなければいけないのが間違えやすいポイント!
➁誰が乗るかな?
遊び方①と同様、動物チップを好きな順番で横一列に並べます。
いちばん左の動物を列の先頭として、1番のところにあるカゴから順番に乗っていくこを確認します。
「観覧車が混んでいるので、1つのカゴに2匹(頭)ずつ乗ります。今、1番のリンゴのカゴから乗っていくと、イチゴのカゴに乗るのは誰と誰かな?」
等と質問します。
リンゴからイチゴまで、リンゴ・バナナ・桃・イチゴの4つのカゴに、先頭から2匹(頭)ずつ対応させていきます。
③どこに来るかな?
動物のチップ2つを観覧車の適当なカゴに乗せ、
「ゾウが1番から5番のところに来たとき、ライオンは何番のところに来るかな?」
等と質問します。
観覧車が回転すると、ゾウが動いた分だけ、同じ方向にライオンも動きます。
ゾウが1番から5番に動くということは4つ分動いているので、ライオンも同様に4つ分動きます。

ゾウとライオンの位置関係は観覧車が動いても変わらないことがわかるかな?
チップの位置や数、移動する回数を変えて、いろいろな質問をしてみましょう。
④誰が来るかな?
動物のチップを観覧車の全部のカゴに乗せ、
「ゾウが2番から5番のところに来たとき、2番のところには誰が来るかな?」
等と質問します。
ゾウが2番から5番に動くということは3つ動いています。
ゾウと同じ方向に3つ動いて2番に来る⇒2番の3つ前にいる動物、となります。

②とは逆の方向性で考えることが必要!
動物や位置、移動する回数を変えて、いろいろな質問をしてみましょう。
知研ボックス【観覧車】に似ている市販のおススメ教材
KOGUMAプレゼント くるりん観覧車
【観覧車】で学べる「回転推理」は小学校受験で頻出の概念ですが、【観覧車】のように実際に回して概念を理解できる市販の教材はありません。
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