知研ボックスC-13期【お話を作ろう】は、絵カードを時系列の順に並べ替えることで論理的思考力をやしなったり、絵の状況をお話することで表現力をやしなう取り組み。
こちらの記事では、【お話を作ろう】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【お話を作ろう】でやしなわれる能力とは
概念による受容的思考力・集中的思考力・拡散的思考力・表現的思考力をやしないます
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
※関連記事:知研ボックスで伸ばせる24の知能因子とは
知研ボックス【お話を作ろう】自宅での効果的な取り組み方
【お話を作ろう】は、各組4枚×4セット、計16枚のカードで行う取り組みです。
①絵を見てお話しよう
絵カードを1枚ずつ見せ、それぞれどんな状況を表しているかをお話させます。
5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・どうして・どのように)を意識してお話をしていきます。
最初は、単語の羅列になってしまいがち!
一人でうまくお話できない場合は、「この子は何してるのかな?」「これは誰かな?」「ここはどこ?」「季節(時間)はいつ?」等と質問して引き出してあげましょう。
質問で引き出した答えを、最後に一つの文章の形にまとめて聞かせてあげることで、正しい文章の形に慣れさせましょう。
➁順番に並べよう
1組の絵カード(4枚)を、時間的経過に従って順序よく並べさせ、そのとおりにお話をさせます。
それぞれの絵の状況をよく読み取り、前後関係を判断して並べます。
前後関係を判断するポイントが分かっていないようならヒントを与えてあげましょう。
筋のとおった説明が出来れば、どんな順序でもOK!
同じ絵カードで何回も行うことで、徐々に豊かなお話が出来るようになっていきます。
上手に出来るようになって来たら、登場人物の気持ちやせりふも入れたお話が作れるようにしていきましょう。
③続きを考えよう
②で考えた各組のお話の続き(絵カードの4枚目以降)がどうなるのかを自由に考えて、お話をさせます。
どのようなお話でもOK!自由に考えてみましょう。
④ちがう結末を考えよう
各組の絵カードのうち最後の1枚(4枚目)を除いておき、3枚目までのお話の続きがどうなるのかを自由に考えさせます。
➁や③で作ったお話とは違う展開のお話を考えてみましょう。
⑤ちがうお話を作ろう
各組のお話のそれぞれ1枚目の絵カードだけを使い、その続きがどうなるのかを考えてお話を作らせます。
使う絵カードが1枚だけなので、より自由にお話の展開を考えていきます。
知研ボックス【お話を作ろう】に似ている市販のおススメ教材
こぐま会 おはなしづくりカード
「こぐま会 おはなしづくりカード」は、4枚1組でお話が作れるカードが12セット、計48枚が入っており、さまざまな題材でお話づくりに取り組むことができます。
「遊園地」「ボールあそび」「自転車」「お買い物」など、子どもの生活や遊びになじみのある、イメージしやすいテーマが多いですが、絵の細かい部分まで注意して見ないと前後関係がわからないものもあるので、難しい場合はヒントとして注目すべきポイントを教えてあげましょう。
Sequence Rummy Challenge Cards
Sequence Rummy Challenge Cards
「Sequence Rummy Challenge Cards 」は、3枚1組の絵カードが18セット、計54枚が入った教材。
英語の教材なので、絵カードの裏に描かれている文や遊び方の説明などもすべて英語ですが・・・
取り組みでは絵の部分しか使わないため問題なし!
知研ボックスの【お話をつくろう】や、こぐま会の「おはなしづくりカード」は4枚1組ですが、「Sequence Rummy Challenge Cards 」は3枚1組と1枚少なくなっています。
また前後関係がわかりやすいテーマが多いので、3歳児さん位から取り組むことができます。
コメント