知研ボックスS-17期【笑っている顔、怒っている顔】では、喜怒哀楽をテーマにしたお話をつくる取り組みをとおして表現力をやしないます。
こちらの記事では、【笑っている顔、怒っている顔】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【笑っている顔、怒っている顔】でやしなわれる能力とは
概念による受容的・集中的・拡散的・転換的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●転換的思考力とは:ある事柄を別の方面から見直す能力・創造力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【笑っている顔、怒っている顔】自宅での効果的な取り組み方
【笑っている顔、怒っている顔】では、表情カード4種(笑う・泣く・怒る・驚く)×男の子・女の子の2種の計8枚と、日常のさまざまな場面が描かれた台紙8枚を使用します。
①どんな顔かな
表情カード(笑っている顔・泣いている顔・驚いている顔・怒っている顔)を見せて、それぞれがどんな気分の表情か、また、どんな時にそんな表情になるかを考えて言わせます。
それぞれの感情を理解し、感情を言いあらわす表現を身につける課題です。
子どもの体験の中からさまざまな例を引き出しましょう。
➁何をしているのかな
絵の台紙①~⑧を見て、それぞれどんな場面の絵なのかを考えさせます。
できるだけ詳しく、状況を説明してもらいましょう。
また、そのときの登場人物がどんな気持ちなのかを、表情カードの中から選ばせましょう。
絵の状況を認知し、登場人物の感情を意識する課題です。
③この後の顔は?
遊び方②の続きです。
絵台紙①~⑧を見て、その時の登場人物の表情カードを選んだら、絵の続きを考え、その時の男の子や女の子がどんな表情になるかを表情カードの中から選ばせましょう。
絵の状況を類推して、登場人物の感情の変化を軸に、次の展開がどうなるかを予測する課題です。
④どうしてこうなった?
絵の台紙①~⑧の続きのお話を、ランダムに選んだ表情カードと一致した内容になるように考えさせます。
台紙を見てどんな状況かを考えさせた後、裏向けに置いた表情カードの中からランダムに1枚選ばせ、「この後、女の子がこういう顔になりました。どうしてかな?」等と発問します。
選んだ表情カードによって、お話をいろいろな方向に転換する必要が出てきます。
⑤顔から顔へ
男の子もしくは女の子の表情カードをランダムに2枚選び、表情の変化をテーマにしたお話を作らせます。
慣れてきたら、表情カード3枚・4枚を使ってお話を作ってみましょう。
なぜ表情が変化したかの理由がはっきりわかるお話を作るようにしましょう。
知研ボックス【笑っている顔、怒っている顔】に似ている市販のおススメ教材
100てんキッズ お話づくり絵カード
幻冬舎エデュケーション 100てんキッズ お話づくり絵カード
「100てんキッズ お話づくり絵カード」は、4枚で1つのお話をつくれる絵カード12セットに、「笑う」「怒る」「泣く」「困る」の4種類の表情カードを加えた52枚のセット。
絵カードは「兄弟げんか」「誕生日プレゼント」「お買いもの」「迷子」など、子どもの日常がテーマになっています。
4枚の絵カードを時系列で並べかえる”お話づくり”のカードは、同じこぐま会の教材にもありますが・・・
「100てんキッズ お話づくり絵カード」では、加えて4種類の表情カードを使うことで、お話の登場人物はどんな気持ちか?どのように感情が変化したか?を意識してお話をつくったり、感情をあらわす表現を育てることができます。
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