知研ボックスC-16期【笑う門には】は、かるた遊びをとおして「ことわざ」「格言」に触れ、国語力の向上につなげる取り組み。
また、かるた遊びでは記憶力や集中力、観察力、瞬発力もやしなわれます。
こちらの記事では、【笑う門には】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【笑う門には】でやしなわれる能力とは
概念による受容的・集中的・拡散的・転換的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●転換的思考力とは:ある事柄を別の方面から見直す能力・創造力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【笑う門には】自宅での効果的な取り組み方
【笑う門には】は、ことわざ・格言・慣用句などの文言と意味が書かれた「意味カード」と、それに対応する「絵カード」各16枚を用いて取り組みます。

小さい子にはことわざや慣用句はまだ早いのでは!?と思われるかもしれませんが・・・
俳句や百人一首と同様、正しい意味はわからなくとも、ことわざを通して日本語独特の表現やリズムに触れること自体に意味があります。
また、そもそもことわざや慣用句は勉強して憶えるというよりは、日常会話の中で使われているのを聞くからこそ、その状況と意味が結びつき、生きた言葉として身についていくものです。
日頃から、日常会話の中にことわざや慣用句を取り入れるように意識してみましょう。

とはいえ、大人でも間違った意味でことわざや慣用句を使っていることも!
大人も含め、あらためてことわざや慣用句の正しい意味を知るきっかけとしても、かるた遊びを取り入れてみましょう。
①何の絵かな
絵カードに描かれている絵の状況を説明させます。
絵の状況を認知し、言葉で表現する課題です。

慣用句的な意味でなくても、絵そのものを表現できればOK
➁ことわざカルタ
絵カードをばらばらに並べます。
意味カードの文言を読み上げるのを聞いて、その内容と合う絵カードを取らせます。
正しく取ることができたら、意味カードに書かれていることわざの意味を、わかりやすく説明してあげましょう。
基本的なことわざの意味を知ることがねらい。
はじめは少ない枚数からスタートして、徐々に枚数を増やしていきましょう。
慣れてきたら、すべてのカードを使ってカルタとりを楽しみましょう。
③神経衰弱
絵カードと意味カードを裏返しにしてバラバラに並べ、神経衰弱を行います。
視覚による記憶力をやしなう取り組みになります。

ことわざの文言と意味がしっかり結び付けられてから行いましょう。
④たとえ話を考えよう
ことわざ・格言の意味と同じになるような「例え話」を考えさせます。
大変むずかしい取り組みになります。
まずはいくつかの例を聞かせてあげてから考えさせましょう。
知研ボックス【笑う門には】に似ている市販のおススメ教材
齋藤孝の声に出しておぼえる ことわざかるた
齋藤孝の声に出しておぼえる ことわざかるた 新装版 479078
「齋藤孝の声に出しておぼえる ことわざかるた」は、『声に出して読みたい日本語』など数々の著書で有名な教育学者・齋藤孝先生が厳選した50のことわざを題材にしたかるた。
「読み札」は、ことわざの意味を分かりやすく表現した文になっていて、リズムよく読み上げることで自然に覚えられます。
「取り札」には、ことわざの文言と、ことわざの内容をあらわした、ゆるくてクスッと笑えるイラストがかかれています。
つまり「齋藤孝の声に出しておぼえる ことわざかるた」は、ことわざの意味を聞いて、意味に合うことわざの文言とマッチングさせる、というかるた遊びになります。
なお「取り札」の裏面には、ことわざの意味や由来、使い方の例などが掲載されており、かるたとして楽しむだけでなく、しっかりと学習に役立てることもできるようになっています。
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