知研ボックスD-4期【どちらが多いかな】は、ものの見た目に惑わされることなく、正しく数の多少が判断できるようになるための取り組み。
こちらの記事では、【どちらが多いかな】自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【どちらが多いかな】でやしなわれる能力とは
記号・図形による受容的・集中的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
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知研ボックス【どちらが多いかな】自宅での効果的な取り組み方
知研ボックス【どちらが多いかな】は、台紙に描かれたクマの絵の数を比較する取り組み。
同じクマの絵ですが、絵の大きさや、描かれている絵の間隔が違っています。
見た目に惑わされずに正しく数の多少を比較できるようになることが目的です。
台紙を用いて取り組む前に、まずはおはじきなどの具体物を用いて数の比較を行いましょう。
①くらべてみよう
大きさのちがうものでくらべよう
おはじきやキャンディーなどの具体物を用いて、数の比較を行います。(大きさの違うものを用意します。)
大きいおはじきと小さいおはじきを、それぞれ数個ずつのかたまりにして机の上に出し、「どっちが多いかな?」と発問します。
ぱっと見で、かたまりが大きいほうを「多い」と思ってしまうことが多いよ
選んだ後、それぞれのおはじきを一つずつ対応させて並べ、余っているほうが多いということを確かめます。
同じ大きさのものでくらべよう
同じ大きさのおはじき2種を用いて、数の多少を比較します。
間隔を空けて並べたものと、間隔をつめて並べたものとで比較します。
間隔が広いほうが多く見える・・・
選んだ後、それぞれのおはじきを一つずつ対応させて並べ、余っているほうが多いということを確かめます。
上記のように、「1対1対応」(1つのものに1つを対応させる)することで、どちらが余っている(=多い)か、もしくはどちらが足りない(=少ない)かがわかります。
見た目の「量」の多さと「数」の多さは違う、ということに気づくことが目的です。
すなわち、ゾウ1頭もアリ1匹も同じ「1」!
➁どちらが多いかな
(1)クマの大きさや、並んでいる間隔が同じカード2枚を見せて、どちらのクマの数が多いかを比べます。
見た目の量の多少=数の多少になります。
(2)クマの大きさや、並んでいる間隔が異なるカード2枚を見せて、どちらのクマの数が多いかを比較します。
クマの絵が大きい方や間隔が広く取ってある方が、固まりとしては大きく見えるので、数が多いと考えがち。
多いと思う方を選んだら、それぞれのくまの上におはじきを置き、それぞれのおはじきをきれいに並べる(1対1対応させる)ことで、どちらが多いかを確かめます。
知研ボックス【どちらが多いかな】の取組に使える市販のおススメ教材
七田 くまのひもとおし
「しちだ くまのひもとおし」は、6種類の色(赤、青、黄、緑、紫、オレンジ)×3種類のサイズ7(大、中、小)、計108個のくまがセットになっており、ひもとおしで指先のトレーニングをしながら色や数などの概念を学べるオススメの知育教材。
【どちらが多いかな】の導入として、大きさの違うもの同士や同じ大きさのもの同士での数の比較を行うのに役立ちます。
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