知研ボックスS-19期【意味しりとり】は、言葉の意味でつなげていく”しりとり”あそびを通して、1つのものを色々な角度から見る思考の柔軟性をやしなう取り組み。
こちらの記事では、【意味しりとり】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。
知研ボックス【意味しりとり】でやしなわれる能力とは
概念による受容的・集中的・拡散的・転換的・表現的思考力
●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力
●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力
●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性
●転換的思考力とは:ある事柄を別の方面から見直す能力・創造力
●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力
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知研ボックス【意味しりとり】自宅での効果的な取り組み方
「意味しりとり」とは、通常のしりとりのように、言葉の最後の文字(語尾)と、次の言葉の最初の文字(語頭)をつなげていくのではなく、それぞれの言葉の意味や特徴などが同じ、あるいは連想できるもの同士をつないでいく遊び。
①〇〇とは?
文字カードに書かれているものの属性や、〇〇と聞いて思い浮かぶことを考えさせます。
解答例:「つめたい」「白い」「ふわふわしている」「うれしい」「楽しい」「雪合戦」「雪だるま」「かき氷」等など・・・・
できるだけたくさん、思いつくままに答えさせましょう。
1つのものを色々な角度(形・色・触感・味、種類、機能など)から見るトレーニングで、1つのものから発想をどんどん広げていく拡散的思考をやしないます。
答えに正解・不正解はありません。自由に、たくさん思い浮かべることが大事!
➁意味しりとり1
あらかじめ、意味しりとりでつなげられそうな文字カードのセット(4、5枚~)を作っておきます。
1セットのカードをバラバラにして渡し、それぞれのカードに書かれたものの特徴や意味が同じものを探してつなげさせます。
1つのものを色々な角度(形・色・触感・味、種類、機能など)から見て、複数のものに共通する属性を探す取り組みで、思考の柔軟性をやしないます。
③意味しりとり2
遊び方②の意味しりとりを、すべてのカードを用いて、できる限りたくさんつなげていきます。
子どもなりに理由が説明できれば、答えに正解・不正解はありません。
全部で何枚つなげられるかな?チャレンジしてみよう!
④意味しりとり3
遊び方③の意味しりとりを、2人以上でゲームとして行います。
すべての文字カードを表に向けて置きます。
じゃんけんなどで順番を決め、最初の人が好きなカードを1枚選びます。
次の人がカードを1枚取って、カードに書かれたものの特徴や意味が同じになるようにつなげます。
同様に意味しりとりでどんどんつなげていき、つなげられなくなった人が負けとなります。
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