ようすことばを増やして表現力をやしなう。知研ボックスQ期【どんな花火かな】自宅での効果的な取り組み方

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Q期(4~5歳)

知研ボックスQ-11期【どんな花火かな】は、ようすをあらわす言葉を獲得し表現力につなげていくと同時に、1つのものをいろんな角度から見る思考の柔軟性や、2つ以上の情報から1つのものを推測する集中的思考力をやしなう取り組み。

こちらの記事では、【どんな花火かな】の自宅での効果的な取り組み方をご紹介します。

知研ボックス【どんな花火かな】でやしなわれる能力とは

概念による受容的思考力・集中的思考力・拡散的思考力・表現的思考力

●受容的思考力とは:外部からの情報を正しく受け取る能力・理解力

●集中的思考力とは:2つ以上の情報から1つの結論を導き出す能力・論理力

●拡散的思考力とは:1つの事柄から色々な方面に思い巡らす能力・思考の柔軟性

●表現的思考力とは:自分で分かっていることを的確に表現する能力

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知研ボックス【どんな花火かな】自宅での効果的な取り組み方

①これは何

概念による受容的・表現的・拡散的思考力をやしないます

絵カードのみを使用します。

(1)絵カードを表向きにしてばらばらに並べます。
出題者がようすをあらわすことば(形容詞)を言い、それにあてはまる絵カードを解答者が取ります。

例:黄色い→バナナ、痛い→注射器 など

(2)絵カードを表向きにしてばらばらに並べます。出題者がようすをあらわすことば(擬音)を言い、それにあてはまる絵カードを解答者が取ります。

例:にょろにょろ→へび、ギラギラ→太陽 など

ようすをあらわすことば(形容詞、擬音)を知り、それにあてはまるものを考えることで実際に使えるようにしていくのが目的です。

1つの言葉に対して正解は1つとは限りません。

例:長い→電車、へび、トンネルなど
ちみに
ちみに

慣れてきたら、子どもにも出題してもらいましょう。

➁どんな〇〇1

概念による受容的・表現的・拡散的思考力をやしないます

2名以上で行います。
絵カードのみを使用します。

伏せておいた絵カードを1枚ずつめくり、その絵をあらわす言葉(形容詞、擬音)を交代で1つずつ言います。
言えなくなったほうが負けとなります。

1つのものを色々な角度(形・色・触感・味、種類、機能など)から見るトレーニングです。

③これは何2

概念による受容的思考力・集中的思考力をやしないます

2名以上で行います。文字カードのみを使用します。伏せておいた文字カードを1枚ずつめくって、その形容詞に当てはまるものを交代で言い、言えなくなったほうが負けとなります

➁と同様、1つのものから発想をどんどん広げていく拡散的思考をやしないます。

④これは何3

概念による受容的思考力・集中的思考力をやしないます

台紙と絵カード、文字カードを使用します。

台紙の中央に、問題となる絵カードを裏返しに入れておきます。
また、その絵カードの絵を表す形容詞4つ(文字カード4枚)を表向きに入れておきます。
その4つの形容詞を見て、中央の絵カードが何かを考えさせます。

例:きいろい・ほそい・ながい・おいしい→バナナ 等

2つ以上の情報から1つのものを推測する集中的思考力をやしないます。

⑤どんな〇〇2

概念による受容的・表現的・拡散的思考力をやしないます

問題となる絵カードを1枚、台紙の中央に入れます。
絵を形容(表現)する言葉を文字カードの中から4枚選び、絵カードのまわりに入れさせます。

1つのものを表すようすことばを考えることで、1つのものから発想をどんどん広げていく拡散的思考をやしないます。

⑥反対語

概念による受容的思考力・集中的思考力をやしないます

ばらばらに並べた文字カードの中から、対になる反対語を探してペアを作らせます。

ちみに
ちみに

「低い」「短い」などの言葉は知っていても、「”高い”の反対」も「”長い”の反対」も「小さい」と答える子が多い!

「反対語」としてセットで覚えることで、それぞれの言葉の意味を正しく理解することにつながります。

知研ボックス【どんな花火かな】に似ている市販のおススメ教材

こぐま会 ひとりでとっくん ようすことば

「こぐま会 ひとりでとっくん ようすことば」は、テキストに描かれた絵を見て、

・どんな音がするか

・どんな様子か

をあらわす言葉を言う、というシンプルな教材。

題材には、

・楽器の音

・動物の鳴き声

・水の音

・・・など、実際に出ている音をあらわすことば(擬音語)

また、

・笑う様子

・寝ている様子

・歩く様子

・・・など、実際に音は出ていない様子を音のような表現であらわすことば(擬態語)

この2種類が題材として載っています。

1つのページに1つの題材となる絵が複数載っていて、「笑う」「泣く」など、同じ動作でもいろんな表し方があるんだ、と気づくことができるようになっています。


ひとりでとっくん60 ようす言葉

※他にも、知研ボックスQ期の教材についてご紹介しています>>>

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ちみにのぶろぐ

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